女子高生、カンボジアへ行く。

当時17歳。日本ユネスコ協会連盟主催 公益社団法人かめのり財団共催 第6回カンボジアスタディツアー参加。

塗り絵プロジェクト(カンボジアST🇰🇭)

 カンボジアスタディツアーでは、寺子屋に通う学生と交流する機会が、何度かありました。

チョンクニア寺子屋(カンボジアST🇰🇭) - 女子高生、カンボジアへ行く。
リエンダイ寺子屋(カンボジアST🇰🇭) - 女子高生、カンボジアへ行く。
家庭訪問(カンボジアST🇰🇭) - 女子高生、カンボジアへ行く。




 その中には、寺子屋ではなく、アンコール遺跡で一緒に学ぶプログラムもありました。



 私達が向かったのは、アンコール・トムです。アンコール・トムとは、12世紀の後半に、ジャヤバルマン7世によって造営された仏教寺院などの建築群のことで、世界遺産の1つです。



 ここでは、『塗り絵プロジェクト』に参加させていただきました。『塗り絵プロジェクト』は、現地学生がアンコール遺跡の大切さを学ぶために行われているプロジェクトです。実際に遺跡を訪れ、アンコール遺跡への理解を深めます。




『塗り絵プロジェクト』

 私達は、カンボジアの学生がプロジェクトに参加しているところに、一部だけ参加させていただくという形で、現地学生と一緒に行動しました。



 はじめに、私達は、アンコール遺跡やこのプロジェクトの説明を受けました。そして、遺跡のイラストが描かれている冊子を受け取り、グループに分かれて、塗り絵をしました。(説明はクメール語のため、完全な理解は出来ず、周りの現地学生の行動を真似するような感じです)



 次に、グループごとに、遺跡を回りました。現地学生と一緒に地図を見ながらの行動です。クメール語と日本語の通訳はついて来ないので、少し不安もありましたが、現地学生を頼りに進みました。


 目的の遺跡に到着すると、1人の現地学生が塗り絵冊子の説明文をみんなの前で読み上げました。文章や絵と実際の遺跡を見比べ、遺跡に対する理解を深めました。




世界遺産⚪︎×クイズ

 『塗り絵プロジェクト』の途中に、日本人メンバーで企画した、世界遺産に関する⚪︎×クイズ大会を行いました。

例)(那智の滝の写真を見せながら)
「この滝の高さとアンコール・ワットの一番高いところを比べると、滝の方が高い、⚪︎か×か」

 想像以上に盛り上がり、現地学生にも楽しんでもらえたと思います。


 


『塗り絵プロジェクト』に参加して

 『塗り絵プロジェクト』では、カンボジアの学生が一生懸命に自国の遺跡を学ぼうとしていました。遺跡を自分達で見つけるという体験は、スタンプラリーをクリアしていくようで、とても楽しかったです。




 最後に、カンボジアの学生と日本人メンバー全員でカンボジアの民謡「アラピア」を歌いました。同じ歌を歌うことで、気持ちが1つになり、お互いの心がつながったような嬉しさを感じました。



 カンボジアの学生は、私達と別れた後も、別の遺跡に移動してプロジェクトを行うそうです。彼らと一緒にアンコール遺跡を学ぶことで、私は、普通の観光とは違った視点で遺跡について学ぶ貴重な体験が出来ました。