女子高生、カンボジアへ行く。

当時17歳。日本ユネスコ協会連盟主催 公益社団法人かめのり財団共催 第6回カンボジアスタディツアー参加。

家庭訪問(カンボジアST🇰🇭)

 

リエンダイ寺子屋での交流後、私達は2つのグループごとに、寺子屋に通う学生の家庭訪問をしました。私は、15歳の女子学生の家を訪れました。

 

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リエンダイ寺子屋でのお話はこちらをご覧ください。

リエンダイ寺子屋(カンボジアST🇰🇭) - 女子高生、カンボジアへ行く。

 

 

 

 

ヌードル作り

   

ヌードル作りを体験しました。女子学生の家庭では、よく作っているもので、近所の人に販売します。

 

 

 米から生地を作ります。

 

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写真の機械は電動ですが、以前は次の写真の道具を使用していました。


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生地をある程度丸めたら、写真の道具を使って生地をつきました。この道具は、2人で使います。1人が棒の先を足で踏んで動かし、もう1人が生地を整えます。日本の餅つきのようでした。

 

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この後、生地を麺状にして、茹でると完成です。

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完成品はこちら。塩やおかずとともに食べます。見た目はそうめんのようです。


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女子学生の願い

 

ヌードル作りが終わった後は、近所に暮らす子どもたちも加わって自由に遊びました。

 

 

 

その中で、女子学生が今欲しいものについての話になりました。彼女はスマホと言いました。その理由は、計算が簡単にできるし、英語の勉強ができるからと教えてくれました。

 

また、彼女は、将来は村の人たちを助ける医者になりたいと言っていました。そのために、現在は勉強に励んでいるということでした。

 

 

ここまで、笑顔で語る彼女でしたが、だんだん真剣な表情に変わり、家族のことについて話してくれました。

 

彼女には、弟がいます。弟は、祖父母の家で暮らしており、学校には通っていません。寺子屋は祖父母の家の近くにはありません。彼女が住む家に移り、寺子屋に通わせたいと思っても、祖父母との関係上難しいとのことでした。

 

彼女は、時々寺子屋を辞めることを考えると言いました。その理由は、寺子屋を辞めて働き、弟を学校に通わせたいからと教えてくれました。彼女は、いま自分が寺子屋に通うことが、将来、家族のためになるとも言いました。しかし、今すぐにこの状況を改善させるためには、寺子屋を辞める方がいいのではないかと悩んでいました。

 

 

 

 

まとめ

 

家庭訪問は、スタディツアーの中でも、特に印象的な経験となりました。女子学生は、別れ際、また来て欲しいと言ってくれました。私は、またここに来て彼女に会いたいと強く思いました。